ありとキリギリス(7/10)
ありとキリギリスの現代版の物語は、私たちの人生を映し出してくれています。
ありがしている百姓の仕事は、人が生計をたてるためにする仕事を表しています。
ありは収入を得るために、畑を耕します。
収入を増やすためには、畑を買い増しして労働時間を増やし、取れる作物を増やすしかないのです。
今の私たちも、給料をたくさんもらうには、残業するか、アルバイトをするしか方法がないと思っています。
また、収穫を増やすために、出世をめざしたり、転職したりもします。
それでも給料を貰うために、自分の時間を切り売りしていることに変わりはないのです。
私たちのほとんどは、ありのように、お金のために時間を切り売りしています。
誰でも1日24時間しかありません。
そしてすべてを仕事に使うこともできません。
困ったことが起こるのは、悪天候で作物が取れなくなるとき、つまり年を取ったりリストラされたり、病気になって働けなくなったときです。
なぜなら、収入が一切なくなってしまうからです。
ではキリギリスはどうだったでしょうか。
キリギリスが賢かったのは、給料のために働いたのではなく、時間を作って天候に左右されない収入源をつくったことです。
キリギリスは知っていました。
歌が売れるようになれば、自分が働き続けずとも継続的な収入になることを。
毎日作った時間が、何倍にもなって返ってきて、権利的な収入になることを。
キリギリスは定年か病気かリストラでいつか収入が途絶える時が来ることを知っていました。







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